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離婚調停で聞かれることとは?答え方や注意点も併せて解説

夫婦による離婚の話し合いは、まずは当人同士で協議を行います。

この当人同士の協議で結論が出ない場合は、家庭裁判所に「離婚調停」を申し立てることになります。

この記事では、この離婚調停では調停委員にどのようなことが聞かれるのか、どのように答え、注意すべきはどのような点かということを解説していきます。

離婚調停で聞かれることが多い内容

離婚調停で聞かれることは、大きく4つに分けられます。

 

それぞれの項目で、いくつかの質問が考えられますので、どのようなことを聞かれるのかを確認しておきましょう。

離婚したい理由

まずは「なぜ離婚を望むのか?」という点が聞かれます。

主な質問は、以下のようなことが想定されます。

 

  • 離婚したい理由
  • これまでの婚姻生活の様子
  • 相手のどこに不満があるのか
  • 夫婦関係が修復できる可能性について

 

この項目ではどのような結婚生活を送り、そしてどのような理由で離婚を考えるに至ったのかという質問が中心です。

しっかり答えを準備しておきましょう。

現在の状況

現在の状況に関しては、婚姻関係が破綻しているのかを確認する質問が中心です。

 

  • 現在同居か別居か
  • 別居している場合、いつから別居しているのか
  • 婚姻費用は現在どうなっているのか

 

現在の状況に関しては、当事者双方ともに同じ内容の質問をされることが多いです。

虚偽の返答をした場合、調停委員の心証を悪くする可能性がありますので、正直に答えましょう。

離婚の条件

離婚時の条件は、子の親権や金銭面の条件が中心となります。

 

  • 子どもに関して(親権・養育費・面会交流など)
  • 慰謝料や財産分与に関して
  • 自身の希望が通らなかった場合、訴訟の意思はあるかどうか

 

離婚条件に関しては、離婚調停でもっとも正確に伝えるべきポイントともいえます。

大切なお子様の将来、生活のために必要なお金に関連する質問が中心になるからです。

単に答えを準備するだけではなく、なぜそのように要望するのかなど、しっかりと理由も準備しておくのがポイントです。

今後の生活

今後の生活についてどう考えているかは、離婚という決断にどれだけ真剣に考えているかを伝えるためにも重要です。

 

  • 離婚後の住居や生活費はどうするのか
  • 子どもがいる場合、育児で協力を得られる方がいるかどうか

 

これからの生活について現実的に考えているかどうかで、離婚を真剣に考えているかどうかが伝わります。

お子様がいる場合は、育児環境についての備えも考えておきましょう。

まとめ

離婚調停は頻繁に経験するようなものではないため、不安を感じる方も多いでしょう。

場所も普段は行き慣れない家庭裁判所であり、面識のない調停委員を相手にするという点で、緊張することは避けられません。

調停に関して不安がある方は事前に弁護士に相談し、質問の答えを考えるのがおすすめです。

しっかりと準備をして、自分の想いや主張を正しく伝えられるようにしましょう。

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弁護士益谷 元也(ますたに げんや)

私は東京・城北地方や埼玉・南部を中心に、相続、離婚、法人案件のご相談を承っています。

弁護士に相談をすることは、敷居が高いと思っている方も多いですが、当事務所は初回相談を無料で承っておりますので、1人で悩みを抱えず、お気軽にご相談ください。 どうぞ、よろしくお願いいたします。

所属団体
  • 第二東京弁護士会
  • 仲裁センター運営委員会所属
経歴
  • 2003年:早稲田大学附属本条高等学院卒業
  • 2007年:早稲田大学法学部卒業
  • 2010年:北海道大学法科大学院卒業
  • 2011年:司法試験合格(65期)
  • 2013年:弁護士登録

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事務所概要

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事務所名王子総合法律事務所
弁護士益谷 元也(ますたに げんや)
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