01
就業規則の変更手続きにかかる期間と進め方
法改正や事業の変化にともない、就業規則の変更が必要になる場面は少なくありません。
就業規則の変更には法律で定められた手続きがあり、進め方を誤るとトラブルや罰則につながるおそれがあります。
この記事では、就業規則の変更手続きにかかる期間と進め方を説明します。
就業規則の変更手続きの進め方
常時10人以上の労働者を使用する事業場では、就業規則を変更したときに労働基準監督署への届出が義務づけられています。
手続きは大きく分けて、変更案の作成から従業員への周知までの流れで進みます。
変更案の作成と意見の聴取
まず変更の目的を整理し、変更後の就業規則の案を作成します。
作成した案については、労働者の過半数で組織する労働組合、または過半数を代表する者から意見を聴取しなければなりません。
労働者側の意見は意見書にまとめられますが、反対意見であっても届出の効力には影響しないとされています。
届出と従業員への周知
意見書を受け取ったら、変更後の就業規則と就業規則変更届を添えて、所轄の労働基準監督署へ届け出ます。
届出が済んだら、変更後の内容を社内掲示や書面の配布などで従業員に周知することが必要です。
周知をして初めて新しい就業規則が効力を持つため、届け出ただけで終わらせないよう注意が必要です。
就業規則の変更にかかる期間と注意点
就業規則の変更には、案の検討から周知まで一定の期間を見込んでおく必要があります。
あわせて、従業員に不利益となる変更には特に慎重さが求められます。
手続きにかかる期間の目安
変更にかかる期間は内容によりますが、案の作成から意見の聴取、届出、周知まで数週間から数か月かかることもあります。
労働者代表の選出や意見聴取の場を整えるには、ある程度の日数を確保しておくと安心です。
届出そのものに明確な法定期限はないものの、変更後は遅滞なく届け出る必要があります。
不利益変更には合理性が求められる
賃金の引き下げや休日の削減など、従業員に不利益となる変更には原則として個別の合意が必要です。
個別の合意がない場合に就業規則を変更するには、就業規則の周知と変更の合理性が必要となります。
合理性を欠いたまま一方的に変更すると、就業規則を変更しても効力は認められません。
不利益変更の際は、経過措置や代償措置を設け、丁寧な説明を尽くすことがトラブルの予防につながります。
まとめ
就業規則の変更は、変更案の作成、労働者代表からの意見聴取、労働基準監督署への届出、従業員への周知という流れで進めます。
案の検討から周知まで一定の期間がかかるうえ、不利益変更には合理性も求められるため、計画的に進めることが大切です。
就業規則の変更でお悩みの際は、王子総合法律事務所へお気軽にご相談ください。
02
当事務所が提供する基礎知識
Main Business
-
【弁護士が解説】...
再婚は、生活だけでなく相続関係にも大きな影響を及ぼします。特に、元配偶者との間に子どもがいる場合や、再婚相手に連れ子がいる場合には注意が必要です。今回は、再婚が相続に与える影響を解説いたします。再婚が相続に与える影響再婚 […]
-
熟年離婚をする前...
長年連れ添った夫婦が別れる熟年離婚では、離婚後の年金が生活を左右する大きな関心事になります。婚姻期間が長いほど分割できる年金の影響は大きく、手続きや期限を知らないままでは損をしてしまうこともあるでしょう。この記事では、熟 […]
-
相続の寄与分で起...
相続において、特定の相続人が財産の維持や増加に特別な貢献をした場合に主張できる「寄与分」ですが、その寄与分を巡るトラブルが発生するケースは少なくありません。どのような場面でトラブルが起きやすく、またその際にどう対処すれば […]
-
王子・赤羽・川口...
■遺言書を公正証書で作成する遺言書には、自分で作成する自筆証書遺言や、自分で作成した遺言の存在を証明してもらう秘密証書遺言といった方式があります。なかでも、公正証書によって遺言書を作成する方式である公正証書遺言は、遺言形 […]
-
相続放棄とは?手...
■相続を行う方法相続は、人が亡くなると発生します。相続においては、故人のことを「被相続人」、故人の遺産を相続する人のことを「相続人」と呼んでいます。基本的には、遺産相続をする場合、相続人は被相続人の遺産を「包括承継」する […]
-
能力不足を理由に...
社員の能力が業務に見合わないと感じたとき、企業側は「退職勧奨」という方法を検討することがあります。ただし、能力不足を理由とした退職勧奨には、慎重な判断が求められます。今回は、能力不足による退職勧奨の注意点や、トラブルを避 […]
03
よく検索されるキーワード
Search Keyword
04
弁護士紹介
Lawyer
弁護士益谷 元也(ますたに げんや)
私は東京・城北地方や埼玉・南部を中心に、相続、離婚、法人案件のご相談を承っています。
弁護士に相談をすることは、敷居が高いと思っている方も多いですが、当事務所は初回相談を無料で承っておりますので、1人で悩みを抱えず、お気軽にご相談ください。 どうぞ、よろしくお願いいたします。
- 所属団体
-
- 第二東京弁護士会
- 仲裁センター運営委員会所属
- 経歴
-
- 2003年:早稲田大学附属本庄高等学院卒業
- 2007年:早稲田大学法学部卒業
- 2010年:北海道大学法科大学院卒業
- 2011年:司法試験合格(65期)
- 2013年:弁護士登録
05
事務所概要
Office Overview
| 事務所名 | 王子総合法律事務所 |
|---|---|
| 弁護士 | 益谷 元也(ますたに げんや) |
| 所在地 | 〒114-0022 東京都北区王子本町1-24-3アバンスビル2階 |
| TEL/FAX | TEL:03-5948-9041 / FAX:03-5948-9042 |
| 営業時間 | 10:00~19:00(時間外の対応については応相談) |
| 定休日 | 土日祝日 |
| アクセス | 王子駅(京浜東北線,南北線,都電荒川線)徒歩3分 |
